【闘病記17】試練からの復活 – 体力回復と好転のきっかけ

闘病記17-回復までのステップ

このブログでは、すい臓がん完治するまでの、知識と経験を共有していきます

こんにちは、チコです。

もう副作用でつらいのも、コロナに怯えるのも、嫌だ!!

泣いた

下痢も、お腹ゴロゴロも、ねばねば涙も、いやだ!

そんな思いで過ごした2年・・・

前回の記事では、コロナ禍での、術後の後遺症や、抗がん剤の副作用で苦しかった体験を、お話ししました。

しかし、つらかった2年があった一方で、あらためて思うことがあります。

チコ

なんだかんだ言いながらも、
ずいぶん回復したなー

それは、人間の身体の回復力 です。


もうダメだ もうダメだ もうダメだー

チコ

・・

まるでゴールの見えないマラソンを走っているような感覚でしたが・・

その間にも、身体は、一歩一歩回復へ向け歩んでくれていました。

たとえ亀の歩みでも。

一歩一歩

今回は、そんな不調(とくにつらかった腹痛下痢倦怠感)が、好転したきっかけ節目について、書いていきたいと思います。

2020年1月

痛み専門医に相談、麻薬系痛止めの活用

腹痛の消失

2020年12月

日本酒(活性にごり酒)でリラックス

下痢の改善、再燃していた腹痛の消失

2021年1月21日

抗がん剤投与でつかったCVポートを除去

気持ちの切り替えができ、前向きに

2021年3月

勇気を出して外出桜に感動

→ 日常生活への自信回復倦怠感の改善

2021年6月

ブログを書き始めた

→ より前向きな気持ち

2021年9月

下痢治療に積極的に動いた

→ 大幅な下痢の改善

2021年10月

コロナ緊急事態宣言解除で、外出への希望

→ 社会生活への自信回復

2022年1月

新年を迎え、流れが変わった

身体が整う

もくじ

早期に緩和ケア科に相談 ⇒ はげしい腹痛が治った(2020年1月)

薬

手術から1ヶ月半、毎日続く腹痛。

ロキソニン、トアラセット、ブスコパンでは痛みのコントロールができず

2020年1月中旬、緩和ケア科の痛み専門医を訪ねることに。

この時、2019年3月に初めて抗がん剤で入院したときの、ある「言葉」を思い出していました。

痛みは我慢するな、医師の印象的な言葉

医師

「痛みは我慢しないほうがいい」

ドクター

痛みは我慢しないほうがいい

入院中、同室の患者さんに、医師がよくかけていたこの言葉。

当時はピンときませんでしたが、後に「この言葉の重み」を知ることになります。

というのも、この同室の患者さんは、 「痛みへの我慢」が「ストレス」へとつながり

結果、病状を悪化させてしまったのです。

我慢やストレスが、これほどまでに、身体に影響を及ぼすものだとは知りませんでした。

麻薬系の痛み止め = 末期じゃない

病室で点滴

麻薬系の痛み止め、と聞いてどう思われるでしょう?

私は以前、麻薬系の痛み止めには「最後の砦」というような、あまり良くないイメージがありました。

実際、手術後の痛みに、当初は、処方されたロキソニンなどの鎮痛薬で対処していました。

ところが、これらの薬では痛みのコントロールが上手くいかず、苦しむことに。

薬が効かない

そこで、「痛みを我慢しないほうがいい」という、"あの言葉"を思い出し

緩和ケア科の痛み専門医を訪ねてみることにしたのです。

その先生に、痛みの状況や、私の痛みに対する考え方をお話し、薬を調整してもうことになりました。

ナルラピドとナルシスが効を奏した

薬が効いた

麻薬系の痛み止めには様々な種類があるようですが

私の場合「ナルラピド」と「ナルサス」という薬が効きました。

ナルラピド錠、ナルサス錠(ヒドロモルフォン塩酸塩)
中枢および末梢神経系に広く分布し体のさまざまな痛みの制御にかかわる「オピオイドμ受容体」を活性化することで
強力な鎮痛効果を発揮。
一般的な鎮痛薬が効きにくい、中等度以上のがん性疼痛や、持続する鈍痛に効果が高い。

出典:おくすり110番

当初は、どうしても我慢ができないときのみ、頓服でナルラピドを服用していましたが

改善の余地がありそうに思い、先生に「ナルラピド服用のタイミングと、ナルサスを併用したい」旨を、相談しました。

薬の相談

結果、以下のように調整いただくことに。

  • 服用のタイミング:本格的な痛みがでる前に服用する
  • ナルサスの併用:24時間持続型のナルサスも併用する

こうしてうまく薬を使い、痛みのコントロールができるようになると、

それまで、常にピーンと張りつめていた気持ちや、ストレスが、しだいに和らいでいきました。

痛みが楽になり快適

そんな「痛みのストレスがなくて快適!薬に感謝だなー」と思っていたある日

毎朝飲んでいた「ナルサス」を飲み忘れてしまいました!

チコ

あ、飲んでない!

一瞬「しまった!」と思いましたが

気がつけば・・

痛みは、もう私の身体から完全に消え去っていたのでした。

チコ

あれだけ痛かったのに・・

いつの間にか痛みが消えている・・?!

(2020年1月)痛み専門医に相談、麻薬系痛止めの活用

→ 腹痛の消失(2020年3月)

一口の日本酒 ⇒ ひどい下痢が改善した!?(2020年12月)

日本酒

ひどい腹痛は消えたものの、その後も続く下痢には悩まされました。

1年に渡るひどい下痢症状に焦る

焦り

抗がん剤中は、

チコ

これは薬のせい。
治療が終われば、すぐに治るはず!

そう思うことで、耐えることができました。

ところが、2020年8月の抗がん剤治療完了後も、なかなか下痢が治りません。

下痢

長期化する激しい下痢に耐えかね、2020年10月、過敏性腸症候群など腸の疾患を得意とする病院を訪ねてみました。

1軒目に行った病院では、予約で事情を話したにもかかわらず、診察時になり

手術した病院に相談しなさい

医師

術後のケアをしない病院を選んだあなたが悪い

と怒られ、追い返されました。

チコ

予約の電話で事情を話したのに、なぜこのタイミングで怒られる??

・・・

2軒目の病院では、丁寧に診ていただき(ありがとうございました!)、何度か通いましたが、劇的な改善はみられず・・

もう食べるのを諦めよう・・

諦め

2020年11月に入ると、下痢の状況はさらにひどくなりました。

特に夕食、1口食べた瞬間から、腸が「ゴゴー、シャー」といった音とともに、暴走する。

こうなると、落ちついて食事を口へ運ぶことさえ、難しく・・

なんとか頑張って食事ができても、止まらぬ下痢で、30分トイレに・・

トイレにこもる

さらには、この年の春に治ったはずの腹痛まで再燃し

また麻薬系鎮痛剤ナルラピドのお世話になることに。

そんな日々が続いたことで、12月に入り、家族と相談。

チコ

こんな辛い夕飯は、逆に、私を疲弊させる

家族

そうだね。無理して食べなくても、朝と昼で何とか栄養を補おう

しばらく夕飯を食べる事はやめよう、ということになりました。

最後の晩餐、日本酒で下痢改善?!

食事

2020年の年末になり

「今年1年、腹痛に下痢に倦怠感に、大変だったな」「このままご飯も食べられず年を越すのか・・」

などと少し悲観的になっていた私に、家族が

家族

なんかいろいろ頑張りすぎ・・

年末年始くらい、気分を上げよっ!
おいしい日本酒があるよ。ひと口どお?

と勧めてくれました。

日本酒

私は、がんに罹り、抗がん剤で弱った肝臓への負担を減らし、がんのリスクを上げないために、禁酒をしていました。

ましてや、今まで日本酒はあまり得意ではありませんでした。

ところが、この時なぜか

チコ

そうね、大晦日やお正月の間くらい
「お酒を飲んでくつろぐ」みたいな気持ちの"ゆとり"があっても良いな

と考え、日本酒を1口飲んでみました。

かなり恐る恐ると、口へ運んだ日本酒(活性にごり酒)でしたが

意外にも!シュワシュワとはじける泡がフルーティーで心地よく

活性にごり酒のスパークリングのイメージ
チコ

わー、日本酒てこんなに美味しかったんだ!

ごくり。そのひと口を、心から楽しむことができました。

そしてここで、気づいたことがあったんです。

白湯をたった一口飲んだだけでも暴走していた腸が

日本酒を飲んだ後は、食事をしても、静かで穏やか。

チコ

なぜ?

腸が大人しくしてる・・

食事

食事をするのが、苦痛じゃなくなってきた!?

チコ

夕飯が、楽しく、美味しく食べられている・・!

一体何が起こったのか、さっぱり解りません。

・・・

ただ、この発見があって以来、私はこの「日本酒一口」の力を、利用するようになりました。

注意:日本酒と下痢改善の関係をしめす科学的根拠はありません。また、飲酒はがんのリスク要因になるという研究もありますので、ご注意ください(参考:飲酒とがん全体の発生率|国立がん研究センター

この日本酒は、いわゆるゲームチェンジャーとなり、ここぞと言うときのお守りとして、私の気持ちや生活の質を1段階アップしてくれました。

日本酒が、なぜ、わたしの下痢改善に一役買ったか? 麹菌や酵母菌との関係など調べてみましたが、まだよく分かりません。
ただ、日本酒の香りにはリラックス効果があるという研究結果があるそうです(以下)。

日本酒のフルーティな香りの主要な成分である「カプロン酸エチル」や「酢酸イソアミル」を嗅ぐと、ヒトの心と体にリラックス効果(鎮静効果)をもたらす

引用:世界初!日本酒の香りによるリラックス効果を月桂冠総合研究所が確認

(2020年12月)日本酒(活性にごり酒)でリラックス

→ 下痢の改善、再燃した腹痛の消失

抗がん剤のCVポート除去 ⇒ 前を向いて進む覚悟ができた(2021年1月)

チコ

もう再発・転移はしない

と主治医の先生に宣言したことも、私にとっては、回復への大きな節目となりました。

抗がん剤投与を助けたCVポート

抗がん剤

2019年2月にすい臓がんになり、フォルフィリノックスでの治療が決まると

2019年3月に抗がん剤投与のためのCVポートを右鎖骨の下あたりに埋め込みました。

CVポートは、皮膚の下に埋め込んで薬剤を投与するための装置。100円玉大の本体と薬剤を注入するチューブで構成される

このポートは、2019年12月のがん摘出手術で抗がん剤が不要となって以来、使うことはありませんでした。

ただ、すい臓がんは何があるか分からない病気。「もしも」のときの為、そのまま体に留置していました。

術後1年、CVポートの除去を決断

手術室

しかし

すい臓がん摘出手術から約1年

無治療・経過観察になってから約半年

このタイミングで、抗がん剤投与に使っていたCVポートを除去してもらうことにしました。

これは「再発・転移しない」という覚悟

前へ向かって歩く覚悟

2021年1月21日から3日間の入院をし

ポートの除去手術を、無事に終えることができました。

主治医に、このポート除去の決断について

チコ

これは私の「再発・転移しない」という覚悟です!

「再発・転移しない覚悟」だと、宣言したこと

今思い出すと、少し気恥ずかしいですが・・

これをきっかけに、確実に、前へ進む「覚悟」と「自信」を持てた気がします。

(2021年1月)抗がん剤投与でつかったCVポートを除去

→ 気持ちの切り替えができ、前向きに

勇気を出して外出、桜に感動 ⇒ 日常生活に戻る自信がついた(2021年3月)

桜のつぼみ

2020年は本当に苦難の年でしたが、2021年に入りに日本酒やCVポートの除去の出来事がきっかけとなり、

少しずつ、体調が戻ってきたことを感じていました。

コロナや衰弱で心まで病む

引き籠り生活

しかし、2020年の1年間で体はすっかり弱り、コロナ感染への恐怖も強く

体力回復を実感しても、「家を出て外を歩く」という行為に、抵抗感や不安を感じるようになっていました。

家族が差し伸べてくれた手

手を引っ張る

そんな中、家族が差し伸べてくれた手。

家族

外に出よう!桜を見に行こう

家族

家に閉じこもってばかりじゃ、治る病気も治らない!

桜の感動と、散歩ができた自信

桜が咲く
チコ

ご、5分だけだよ・・

最初は、恐る恐る出かけた桜お花見の散歩。

本当に、たった「5分」の外出から始め、少しずつ時間を伸ばしていきました。

今日は5分歩けた

歩く
チコ

いえーい、今日は10分

よし、今日は隣町の公園まで歩いて行ってみよう!

(2021年3月)勇気を出して外出、桜に感動

→ 日常生活への自信回復

桜

残念ながら・・・ この後もコロナの影響があり、半引きこもりは続きました。
しかし、この桜をきっかけに、確実に大きな一歩を踏み出すことができました。

ブログに再挑戦 ⇒ 前向きな気持ちになれた(2021年6月)

ブログを書く

お花見の散歩をきっかけに、少し体調が戻ってきたことで

手術前に書いていたブログのことを思い出します。

心身ともにギリギリで書けない

ベッドに横たわる

実は、膵がんになった当時、同病の人たちとの交流の手段として、ブログをやってみようと思いました。

そこで書き始めたのが、アメブロ(Ameblo)『膵がんでも楽しく生きる』です。

ところが、2019年11月下旬の記事を最後に、更新が止まってしまいます。

というのも、2019年12月5日にすい臓がんの摘出手術を受けたからです。

手術

ここから1年間は、術後の後遺症と抗がん剤の副作用で、いっぱいいっぱい。ブログを書く余裕などありませんでした。

ブログは病気を思い出させる?

暗い気持ちのイメージ

体調以外にも、ブログを書く手を止めた理由があります。

それは、気持ちがネガティブな方向へ行ってしまうことへの恐れ。

恐れ

当時、ひどく弱っていたわたしは、自身の体験を書くことで

病気のことばかり考え、ますます弱ってしまうのではないか・・?と不安だったのです。

今考えると、2020年は、身体はもちろん心も病んでしまっていたのではないかと思います。

初めて知るブログの元気パワー

パワー、楽しい

先述したように、2021年3月、桜を観に外へ出ることができた自信から、回復へのステップを1段上がることができました。

こうした体力への自信にともない、ブログへの興味も高まってきました。

そこで、「アメブロ」(2021年6月〜)や、「チコがん日記」(2021年8月公開・当ブログ)を書きはじめると

ブログの楽しさを再発見。

ブログを書く

ブログの発信は、ネガティブではなく、前向きな気持ちにさせてくれる

そんなブログのパワーてすごいと思います。

(2021年6月)ブログを書き始めた

→ より前向きな気持ち

医師任せから、自分で決断する治療へ方針転換 ⇒ 下痢が大幅に改善した(2021年9月)

すい臓がん摘出手術の後から現在の回復に至るまで、最もてこずったのが下痢問題。

長期化した激しい下痢症状

ダウンする

激しい下痢と、それに付随する不調には、本当に頭を悩ませ

  • 腸の治療を得意とする病院を訪ね歩いたり
  • 腸の本を何冊も読んだり
  • 消化に良いとされる食事を工夫したり

と、自分なりに頑張ってきたつもりですが、、

なかなか改善せず、長期化してしまいました。

治療は医師の役目、外したはずの固定概念が残っていた

医師

「大きな手術をしたのだから仕方がない」

術後お世話になった訪問医療の先生方も、がん治療の病院の先生方も、「日にち薬 (※ 時間の経過とともに症状が和らぎ軽くなるでしょう)的な考えでした。

そして、わたし自身も「先生方がそうおっしゃるなら、下痢も仕方がない」と思っていました。

ある意味、「焦らずのんびり」は、考えようによっては正しいと思います。

しかし、私はここで、自分のおかした大きなミスを見逃していました。

気づき

がんと診断された当初から、私にはこんな考えがありました。

がん治療はプロジェクトだ。
わたしの専門、プロジェクト管理の考え方をアレンジして、がんと向き合おう。

その「プロジェクト」という考えの中では

治療のプロである医師は大切なプロジェクトメンバーであるが
最終的な責任は、プロジェクト管理者である私が持つ

プロジェクト、チームメンバー

ということが重要でした。

つまり、「治療は医師の役目」と、丸投げしないこと。

ところが、術後は心身共にとても弱っていたこともあり(←言い訳)

とくに下痢の薬の選択は、完全に医師に丸投げ状態でした・・。

痔の発症をきっかけに、下痢治療に本気に

調べる

しかし、2021年夏に痔を発症したことで、状況が変わりました。

痔を発症したことで、痛みはもちろん、お尻に相当の負担をかけてしまうほどの酷い下痢が続いたにもかかわらず、

その下痢を自分事として真剣に向き合っていない、ダメダメな自分に気付いたのです。

オーノー
チコ

あ、わたし、下痢の薬とかすべて先生まかせにしちゃってる
自分で考えていない・・!

チコ

完全にわたしの怠慢だ・・・

ここから、自分の怠慢に気付いた私の快進撃がはじまりました。

「手術で神経叢を多少なりとも切除したから下痢になるのは仕方がない」

という固定観念を外し、下痢になるあらゆる原因を私なりに調べました。

調べる

そして、自分はどれに当てはまるのか、当てはまらないのか

各原因への対処法や使われている薬などを調べ、マインドマップで頭の中を整理していきました。

最終的に、「考えられる下痢の原因」と「使いたい薬」のチェックリストをつくり

チェックリスト

訪問医療の先生に、作成したチェックリストを見てもらい、相談にのって頂きました。

結果、私のリストアップした薬を順に試し、今にいたるわけですが、下痢の治療や薬の選択の詳細はまた別記事で書きます。

下痢改善の進捗としては、大の方のトイレの一日の回数

以下のように変化しました。

術後

20回以上 / 1日

(先述の)日本酒効果?

7〜10回 / 1日

(今回の)本気で下痢と向き合う

1〜3回 / 1日

意見を言う

医師のやり方に口を出すなんてできない・・・と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
私自身、以前は医師に遠慮することもありました。

でも、自分の身体のことは自分が一番よく分かるんです。
医師は、専門知識と幅広い経験から、もちろん医療的側面からは的確な判断ができるでしょう。しかし、彼らは患者本人ではありません。また、24時間体制で体調や気持ちをチェックしてくれる個人カウンセラーでもありません。

だからこそ、医師とは良い関係をつくり、遠慮することなく、自分の考えを積極的に伝えることが大切なんだと思います。

(2021年9月)下痢治療に積極的に動いた

→ 大幅な下痢の改善

コロナ緊急事態宣言解除 ⇒ 社会復帰への希望が湧いた(2021年10月)

下痢のコントロールが上手くいき始めたころ

ちょうど、コロナの感染者数も落ち着いてきました。

抑圧された生活と不調の長期化

コロナ禍

思えば、術後抗がん剤が始まった2020年1月から2021年10月頃まで、

  • 体調がわるく外へ出かけられない事情もありましたが
  • コロナへの感染を恐れ、外へ出て日光を浴び活動しないから、ますます体調がわるくなる

という悪循環の中にいました。

コロナによって抑圧された生活は、ストレスを生み、ストレスが腸の調子を悪くし、ひいては身体全体へ影響する。

これが、私の不調が長期化した原因だと思っています。

感染者数減少と緊急事態宣言の解除

しかし、そんな負のスパイラルを断ち切れるきっかけが出てきました。

それが、コロナ感染者の減少と

コロナ新規感染者数推移
出典:東京都の新型コロナデータ|NHK

2021年10月の緊急事態宣言の解除。

 本日から、緊急事態宣言等を全て解除することができました。

 ワクチン接種は、全国民の7割の方が1回目を終え、6割の方が2回目を終えるところに来ています。

 背中さえ見えなかったアメリカを接種率で抜いております。

出典:首相官邸

当時の内閣総理大臣 管さんのスピーチで「緊急事態宣言等全て解除することができました」という言葉を聞き

とても嬉しかったことを覚えています。

外出できる開放感、回復を後押し

公園

この緊急事態宣言解除をきっかけに、「ようやく外出ができる!」という気持ちとともに

少しずつ散歩へ出かける回数も増え、病院の帰りにたまには外食もし

社会生活を送ることへの自信がついてきました。

生きる喜び

自宅以外でご飯を食べたり、街を歩いたりしていると

まだ健康で会社で働いていた時のことが思い出され、

とても懐かしく幸せな気分になりました。

(2021年10月)コロナ緊急事態宣言解除で、外出への希望

→ 社会生活への自信回復

新年を迎えた ⇒ 運気の流れが良い方向へ変わった(2022年1月)

そして、2022年1月。

新年を迎えると、私の中でなにか「運気の流れのようなものが変わった」感覚を覚えました。

実際には、この記事を書いている2022年1月31日現在、コロナの中でも感染力の強いオミクロン株が流行っており

まだまだ油断のできない状況です。

そのため、また引きこもり生活に戻ってしまっていることも事実ですが、

体調については、悲観はしていません。

この取り戻した自信をバネに、さらなる体調回復へと努めたいと思っています。

(2022年1月)新年を迎え、流れが変わった

→ 身体が整う

この時期の学び – 積極的に動くことで治癒力が高まる

回復までの7つの節目

2年にわたる不調から今日の回復までのきっかけを振り返ってみると

以下のような、治癒へのきっかけとなった、7つの節目が見えてきました。

  1. 固定観念をはずし
  2. 覚悟をきめ
  3. 積極的にうごき
  4. 周りとかかわり
  5. リラックス感動をたのしみ
  6. 陽の光をあびて活動
  7. 時の流れや運を味方につける
3ステップ

① 固定観念をはずし

コントロール

術後の腹痛が治らなかったとき

  • 早い段階で、緩和ケア科の痛み専門医に相談できたこと
  • 麻薬系鎮痛剤を適切につかえたこと

は、本当にラッキーでした。

緩和ケア(麻薬系鎮痛剤) = 末期

といったネガティブなイメージでなく

緩和ケア
QOL(生活の質)を高めるにフォーカス

この「緩和ケアへの固定観念を外す」ことは

あらためて大切だと感じました。

② 覚悟をきめ

手術

なかなか上手く物事が運ばないとき

覚悟を決める」「気持ちを切り替える」は

負のスパイラルを断ち切りる手立ての一つ。

私の場合は、下痢や倦怠感などひどい不調が長引いたわけですが

抗がん剤用のCVポートを除去し、「これは再発・転移をしない覚悟だ」と主治医に宣言したことが

結果として、心身の調子を上げてくれたように感じています。

③ 積極的にうごき

病気になるとどうしても受け身になりがち。体がつらい時は、仕方がないのかもしれません。

しかし、「患者自身の積極的な治療への参加」が、治療の質の向上へつながると、あらためて感じています。

プロジェクト、チームメンバー

私は、激しい下痢症状にも、「いつか治る」「仕方がない」「医者が治してくれる」と

どこか受け身で考えていました。結果、不調が長引くことに。

ところがある日、「まだできる事はないか?」と、自分から積極的に治療へと動いたとき

その下痢と不調は、大きく改善したのでした。

④ 周りとかかわり

人はコミニケーションをとりたい生き物である

どこかでこんなフレーズを見たような気がしますが・・

私もまた、ブログを通した周りの人達との関わりで

気分が上がり、大きな癒しに繋がりました。

⑤ リラックスと感動をたのしみ

リラックス

リラックスしたり、感動を楽しんだり

これらは、健康へ向かうための大切な要素だと、今回の経験をとおして実感しました。

「お酒はがんのリスクを上げるから飲まない」と、思っていた私にとって

1口の日本酒が、下痢の苦しみから救ってくれたことは、大きな驚きでした。

活性にごり酒のスパークリングのイメージ

もしかしたら、先述した「日本酒の香りのリラックス効果」だったのかもしれません。

同様に、桜、さくらのお花見散歩の感動もまた、わたしを救ってくれたのでした。

⑥ 陽の光をあびて活動し

活動

陽の光を浴びて活動しなさい

そういえば、子供のころから母や父に言われていた言葉ですが・・

あらためて、陽の光の下で活動することの意義を、今回の回復までの期間で実感しました。

太陽光は、皮膚がんのリスクを上げるとしても知られていますが
同時に、ビタミンD生成や、セロトニン・メラトニンなどホルモンの関係からも、大切であるとされています。

太陽光のもと

2021年10月1日に緊急事態宣言が解除され、のびのびとした気持ちで、陽の光を浴びながら散歩ができたときは、本当に楽しかった。

そして、これが私の体力回復へ大きく貢献してくれたのでした。

⑦ 時の流れ、運を味方につける

2022年、年が明けると、なんだか流れが変わったような気配を感じました。

がんと診断された最初の年は、「死と向き合うこと」「どう頑張ってもコントロールできないものがあること」を学びました。

そして、2年目 3年目は、どん底まで落ちた体の不調を回復へもっていく術をいくつか学びました。

診断から4年目となる2022年は、時の流れと運を味方につける術を学んでいきたいと思っています。

ちなみに、成功者は膨大な努力を重ねますが、「運を味方につける」という努力もするそうです

時の流れ

これまで、運やスピリチュアルについては、どちらかといえば疎かった私ですが

いまは、ここにも生きる術があるのではないかと、考えています。

ビル(ゲイツ)は、成功のためには犠牲やリスクをものともせず、一緒懸命に働いた。でもね、成功にはもう1つ欠かせない要素があるの。それはね、「運」なの。
Bill worked incredibly hard and took risks and made sacrifices for success. But there is another essential ingredient of success, and that ingredient is luck

出典:スタンフォード大学 Text of the 2014 Commencement address by Bill and Melinda Gates

学んだら、また共有していきます。

おわりに

桜

今回は、2019年12月の術後~2022年1月までの、体力回復と好転のきっかけについてお話ししてきました。

当ブログの『闘病記シリーズ 』の中では、2019年2月の「がん告知」からのことを書いてきましたが

2022年1月、ようやく現在まで、記事が追い付きました。

さて、これからどうなるか。

楽しんで生きて、皆さんとたくさんのことを共有できたらと思っています。

ひきつづき、よろしくお願いします!

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